Amazonの第3四半期決算(9月30日締め)は予測を下回り、同社が提示した次四半期の見通しも低かった。新しく発売した「Kindle」に対する注文が好調なために、投資が増加している。
Amazonは米国時間10月25日、第3四半期の利益が6300万ドル、1株あたり14セントで、前年同期の2億3100万ドル、1株あたり51セントから減少したと発表した。第3四半期の売上高は、44%と大幅に増加して108億8000万ドルであった。
しかし、ウォール街の予測は売上高109億5000万ドル、1株あたり利益24セントであった。Amazonがインフラに投資し、低価格のKindleを発売したことから、アナリストらは同社の利益が減少すると予測していた。
Amazonは第4四半期の見通しとして、売上高を164億5000万ドル~186億5000万ドルとした。ウォール街の予測は、181億5000万ドルであった。またAmazonは、利益を2億5000万ドル、営業損失を2億ドルと予測している。ウォール街は営業損失を4億8700万ドルと予測していた。
Amazonの最高経営責任者(CEO)を務めるJeff Bezos氏は声明で、Kindle発売を称え、9月28日には「1日あたりのKindle注文台数が、過去最大となった。これまでのクリスマスシーズンの最高記録さえも上回った」と述べた。しかし、AmazonのKindleの価格は79~149ドルであるため、利幅は減少している。Amazonは、この価格の差を広告および製品の売り上げで埋め合わせようとしている。
Bezos氏は、Kindleの需要について、「われわれは生産能力を高めており、計画よりも数百万台多く製造している」ことを意味すると付け加えた。
第3四半期の具体的な数値は以下のとおり。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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