勢いづくスマホGALAXYシリーズ比較「S II LTE」対「S II」 - (page 3)

既存のGALAXY S IIもまだまだ優位

 LTE版が発表されたからといって、既存のGALAXY S IIが見劣りするわけではない。デュアルコアCPUは他機種に先駆けて搭載しており、他社の新型モデルと比較してもスペック的には遜色ない。

 GALAXY S II LTEに対してGALAXY S IIの優位な点は小型軽量であることと、ワンセグの搭載だ。そして電池容量の差を踏まえてもバッテリの持続に関してGALAXY S IIのほうが上手と予想される。

 連続通話時間はGALAXY S IIのほうが長く、GALAXY S II LTEの待受時間はまだ公にされていないが、同様にGALAXY S IIのほうが長くなることが予想される。特にLTE非対応エリアではLTEと3Gの両方の電波を探し続けるため、待受時間がさらに短くなる可能性もある。

 現在、LTEであるXiのエリアは大都市中心部に限定されている。今後、拡大する予定ではあるが、もし、自宅やよく行く場所がエリア外なら、GALAXY S IIとGALAXY S II LTEの違いをあまり感じられないことになる。

 また、Wi-Fi利用時では通信規格の性能はほぼイコールだ。Wi-Fi接続時ならGALAXY S IIでもLTE利用時のようなウェブサイトの素早いページ移動などを実感することができる。

 実際に購入するなら販売価格の面でもGALAXY S IIのほうが有利かもしれない。LTE版かそうでないかは、Xiのエリアと自分の行動範囲を照らしあわせた上で選ぶことをおすすめしたい。

  • ジャケットは本体にかぶせるように装着、下側のmicroUSB端子で接合する

  • このように伸びて本体を挟み込む

  • バッテリジャケット装着時の厚み

  • クレードルも発売予定。挿し込むと充電ができる

  • クレードルは横方向にも固定できる。挿し込むと専用メニューが立ち上がる

  • クレードルは3方向で使えるような形状になっている

Android 4.0搭載の新機種は……

  • 「docomo NEXT series GALAXY NEXUS SC-04D」

 GALAXY──この名前を持つAndroid端末がもうひとつ登場した。1日遅れの10月19日に発表された「GALAXY NEXUS」だ。新しいバージョンのAndroid 4.0を世界で最初に搭載する端末となっている。

 これはグローバルなAndroid端末という位置づけで、国内向けのサービス機能としてはspモードとエリアメールには対応するが「dマーケット」などドコモの新サービスには対応せず、もちろんワンセグやおサイフケータイ、赤外線も対応しない。また、国内発売版はLTEに非対応だ。Android 4.0は大幅に変わった新バージョンなのでAndroid初心者にはおすすめしにくいが、いち早く最新のAndroid OSを使いたいというユーザーには朗報だろう。

 なお、GALAXY S IIをはじめ他社の新製品は現在のところOSのバージョンはほぼAndroid 2.3となっている。現時点でGALAXYシリーズを選ぶとき、通信速度を重視するならGALAXY S II LTE、小型軽量な高機能端末を選びたいならGALAXY S II。とにかく最新のOSが使いたいならGALAXY NEXUS、ということになりそうだ。

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