Research In Motion(RIM)の社長兼共同最高経営責任者(co-CEO)を務めるMike Lazaridis氏は、開発者らを「BlackBerry」に引き留める取り組みの一環として、次世代OSの新名称「BlackBerry BBX」を発表した。
Lazaridis氏は米国時間10月18日、RIM主催の開発者向けカンファレンスBlackBerry DevConで、BBXはRIMの従来のBlackBerry OSと「QNX」プラットフォームが備えるそれぞれの最高の品質を組み合わせていると述べた。QNXプラットフォームは、「BlackBerry PlayBook」タブレットに搭載されている。
RIMの意図は、このカンファレンスを利用して同社の開発者サポートに活力を吹き込むことで、こうした取り組みは同社のモバイル構想を存続させるために極めて重要だ。Lazaridis氏は数多くのデモンストレーションの中で、開発者にとってプロセスが簡単になること、利益が増えること、プラットフォームのアップグレードされたゲームエンジン、ユーザーインターフェース、およびHTML5の互換性を活用できるようになることを約束した。これらはみな、Appleの「iOS」およびGoogleの「Android」プラットフォームから関心を誘い込もうとするものだ。
Lazaridis氏は次のように述べた。「当社はアプリケーションの登録とサインアップをかつてないほど簡単にするため、できることをすべて実行している。われわれは障害を取り除いていく。BlackBerryにかかわる開発者にとって、今は非常にエキサイティングな時期だ」
RIMは今なお、BBXには時間を費やす価値があることを開発者らに証明しようと努めている。
調査会社OvumのアナリストであるJan Dawson氏は次のように述べている。「RIMはBBXを使って、同社を象徴する携帯端末を含む自社製機器すべての基盤を再構築している。BBXは、こうした領域における一定の現実的な見込みを示し始めており、はるかに強力かつ没入型で、メディアと親和性の高いプラットフォームになる可能性を秘めている」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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