Research in Motion(RIM)は現地時間4月9日、Harman International傘下のQNX Software Systemsを買収することで両社が合意したことを明らかにした。これによりRIMは自動車市場に踏み出すことになる。QNXはオープンプラットフォームOSを市場にもたらし、RIMがそれを自動車分野で発展させる予定だ。
RIMの社長兼共同最高経営責任者(CEO)を務めるMike Lazaridis氏は、声明で次のように述べている。
「RIMは、QNX Software Systemsを買収できることを喜んでいる。またわれわれは、スマートフォンと車載オーディオおよびインフォテインメントシステム間のユーザー体験をさらに統合し強化するため、今後ともHarman、QNX、RIMとで協力できることを楽しみにしている。自動車分野およびその他の市場におけるQNXの事業機会を拡大したいという当社の関心に加え、インテリジェントな周辺機器に関する未発表の製品計画を支援できるという点、RIMのポートフォリオに価値ある知的財産が加わるという点、さらに、OSに関してRIMとQNXが現在持っている重要で相補的な専門知識により、両社に長期的なシナジーをもたらすという点において、QNXの買収がRIMにさらなる価値を与えてくれると信じている」
この買収には規制当局の承認が必要で、手続きの完了まで30ないし45日が見込まれている。買収条件の詳細については明らかにされていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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