Motorolaは、「DROID」のブランド力と「RAZR」の印象的な薄型を組み合わせた「DROID RAZR」を正式に発表した。同モデルの薄さは7.1mmで、素材に使われた「Kevlar」繊維と「Corning Gorilla Glass」が筐体の耐久性と耐傷性に貢献していると、Motorolaは述べている。DROID RAZRはまた、ナノコーティングで撥水処理がされているという。
米国時間10月17日に流出した情報の通り、DROID RAZRは1.2GHzのデュアルコアプロセッサを搭載し、Verizon Wirelessの4G LTEネットワークに対応する。期待の高いこれら2つの仕様を備えた携帯電話としては、すでに「DROID Bionic」があり、Verizonでは2番目となる。Motorolaによると、同モデルは解像度がQHD(540×960ドット)の4.3インチ「Super AMOLED Advanced」ディスプレイを搭載し、NetflixのコンテンツをHD画質でストリーミング視聴できる初のスマートフォンだという。
そのほかの仕様としては、OSが「Android 2.3.5」(開発コード名「Gingerbread」)、1GバイトのRAM、1080pのHD動画撮影に対応し手ぶれ防止機能を備えた8メガピクセルの背面カメラ、ビデオチャット用の前面HDカメラ、4G LTE対応モバイルホットスポット、リモートワイプ(遠隔操作によるデータ消去)、PINロック、企業の業務で使用する顧客を想定した政府クラスの暗号化などがある。DROID RAZRは、Bluetooth 4.0に対応した数少ない携帯電話であり、これまでは「iPhone 4S」しかなかった。記憶容量は合計32Gバイトで、内蔵メモリが16Gバイト、本体に挿入済みのmicroSDが16Gバイトという内訳だ。他の特徴としては、ドキュメント用の「Quickoffice」、PCから携帯電話へメディアのストリーミングやダウンロードを行う「Motocast」、タスクの自動化やバッテリの最適化を行う「Smart Actions」、そしてもちろん、「Lapdock 100」や「HD Station」にドッキングしたDROID RAZRをポータブルPCに変える「Webtop」アプリケーションなどがある。
DROID RAZRは2011年11月上旬に発売される予定で、Verizon Wirelessと2年間のサービス利用新規契約を結ぶと299.99ドルで入手できる。予約注文の受付は10月27日に始まる予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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