3Dグラフィックスをウェブに組み込むためのこれまでの取り組みが、インターネット上で最も便利かつ広く利用されているサイトの1つでついに実を結んだ。それは「Google Maps」だ。
GoogleはGoogle Mapsに、「WebGL」を使用して建物を3D表示するオプション「MapsGL」を組み込んだ。WebGLは、主要ブラウザ5つのうち4つが採用しているウェブ用の3Dグラフィックス技術だ。
この動きは、ブラウザベースのGoogle Mapsと、Googleが2004年に買収したKeyholeの技術に支えられた没入型ソフトウェア「Google Earth」の連携がさらに一歩進んだことを示している。Google Earthでは、仮想的に空を飛び回ったり、起伏のある地形上に画像を重ね合わせたり、建物を3D表示したりできる。
WebGLを使用することで、Google Mapsでも建物の3D表示(「Android」向けGoogle Mapsアプリケーションでも表示可能)など、さまざまな機能が実現する。
その他の機能には、通常の鳥瞰表示から「Street View」表示へと素早く移行する機能、現地の時刻に合わせた影を表示する機能、地図を回転させて北以外の方角を上にして表示させる機能、衛星からまっすぐ見下ろした表示から、Googleが一部地域で提供しているさらに詳細な45度の航空写真表示へと徐々に切り替える機能などがある。
これらの機能を試すには、画面左下隅にある「新しいマップテクノロジを使ってみませんか?」をクリックすればいい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス