Huluを共同所有する企業が同オンラインビデオサービス売却の中止を決定した。
Huluを所有するWalt Disney、News Corp.、Comcast、そして非公開投資会社Providence Equity Partnersは米国時間10月13日、同サービスの売却プロセスを停止することを発表した。
Hulu所有企業らは、「Huluは、独自の魅力的な戦略的価値をオーナー企業各社に対して持っていることから、われわれは売却プロセスを停止する。そして、さらに大きな成功に向けた同社方向性の検討を継続するため、協業することを楽しみにしている」と声明で述べた。「われわれのフォーカスは、Huluの今後にある胸躍る将来に対し、オーナーとしての取り組みを有意義な形で確実に寄与させることにある」(声明)
今回の発表により、同サイト買収に名乗りをあげたとして次々と登場する企業のうわさも終了することになる。
Huluに売却の可能性があるという話は、米Yahooが同社に接触し、現在放送中のテレビ番組と旧作映画に対する4~5年間にわたる独占的なアクセスを含むという契約を条件に、最大20億ドルでの買収を提案したという、2011年に入ってからの報道がきっかけに広がった。
Huluは、Yahooによる接触を受けたという報道後、他社からの提案を検討するため、投資銀行を雇っている。Google、Apple、Amazon、Microsoft、Dish NetworkなどがHuluに対して興味を示していると言われていた。また、Microsoftは、Hulu買収競争から撤退したとも言われている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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