Appleは、「iPod touch」と「iPod nano」のアップデート版を含む2011年の刷新版「iPod」製品ラインを発表した。iPod nanoは米国時間10月4日に、iPod touchは10月12日にそれぞれ発売となる。「iPod classic」と「iPod shuffle」に変更はない。
アップル、新iPod nanoとiPod touchも国内発表--nanoは8GBで1万800円から
2011年版iPod touchのデザインは2010年版から変わっていないようにみえるが、ブラックに加えてホワイトも販売される予定だ。8Gバイトの標準モデルの価格は229ドルから199ドルに値下げされたが、大容量モデルは従来と変わらず32Gバイトモデルが299ドル、64Gバイトモデルが399ドルとなっている。
iPod touchは2010年版のすべての機能を踏襲しており、前回新たに追加された前面カメラと背面カメラ、ジャイロスコープ、内蔵マイク、「FaceTime」のサポート、「Retina Display」などを備える。
新たなiPod touchは、Appleの「iOS 5」ソフトウェアアップデートの恩恵を受ける予定で、iOSへの最も安価な入り口となる。iOS 5では、「iCloud」、ロック画面での通知表示、PCフリーによる同期をはじめ、さらに多くの新機能を利用できるようになる。
2011年版のiPod nanoは、2010年版と同じクリップ式でタッチスクリーンのデザインを維持しているが、一連のソフトウェアの改良が施されている。価格は変わらず、8Gバイトモデルが129ドル、16Gバイトモデルが149ドルとなっている。
従来のiPod nanoの機能をすべて引き継いでおり、音楽、ポッドキャスト、FMラジオ、写真、「Genius」プレイリスト、オーディオブック、ストップウォッチ、歩数計などをサポートする。最も注目すべき変更は、新たに16種類の時計のデザイン(クロックフェイス)が追加されたことと、新インターフェースによりアプリケーションをグリッド表示する代わりにスワイプ操作でアプリケーションごとに表示できるようになったことだ。
2011年のiPod shuffleは2010年のデザインからまったく変わっていないようにみえる。2Gバイトモデルの価格は49ドルで、5色から選択可能だ。従来の大きなボタンによるデザインに加えて、「VoiceOver」ナビゲーションも利用できる。
Appleは、ハードドライブベースのiPod classicを2色(シルバーとブラック)で引き続き販売する。価格は160Gバイトで249ドル。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス