ニューヨーク発--HTCは米国時間9月20日、Verizon Wireless版の最新スマートフォン「HTC Rhyme」を発表した。HTC Rhymeは、「Android」(開発コード名「Gingerbread」)を搭載し、スタイルとユーザー体験を重視している。
以前は「HTC Bliss」というコード名で知られていたHTC Rhymeは、ハイエンドの仕様が満載というわけではない。むしろHTCは、「スタイル」「本質的」「直観的」という3つに主眼を置いて同製品を設計することに決めた。HTCとVerizon Wirelessは、パープル色のHTC Rhymeが女性向けだと発言しないように気を配り、手堅くまとめた諸機能とクールなアクセサリ群を備えたファッション志向のデバイスを求めるユーザー向けだと述べた。
HTCは、ドッキングステーション、ケーブルが絡まないヘッドホン、光の点滅で着信を知らせるチャーム(飾り)、アームバンド、Bluetoothヘッドセットなど、HTC Rhyme専用アクセサリを数多く開発した。
アクセサリ群のほかに注目すべき点として、HTC Rhymeは、ユーザーインターフェース「HTC Sense」の若干異なるバージョンを搭載している。ホーム画面はすっきりと整理されたレイアウトで、7つすべてが必要でない場合にはホームページを削除できる。カスタム壁紙もあり、カメラ用アプリには、「Facebook」や「Flickr」上にある特定のアルバムに写真を自動的にアップロードするオプションが用意され、撮影モードの種類も増えた。
その他の機能はミッドレンジの水準にまとめられており、3.7インチのWVGAタッチスクリーン、1GHzの「Snapdragon」プロセッサ、背面に5メガピクセルのカメラ、前面にVGAカメラなどとなっている。
HTC Rhymeは、世界各国で発売され、米国ではVerizon Wirelessが独占的に販売する。米国での発売日は9月29日で、価格は2年契約で199.99ドル、ドックとヘッドホン、チャームのアクセサリ3点が付属する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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