YouTubeは、同サービスにアップロードした動画をユーザーが簡単に編集できるよう、新しい動画エディタを公開した。
YouTubeの編集機能といえば、複数のビデオから切り取ってきたクリップをつなぎ合わせることができる、スタンドアロンの動画エディタが2010年からラボサイトのTestTubeで公開されている。しかし、今回のエディタ機能はそれとは別で、動画を再アップロードせずに簡易修正できるというものだ。いわば画像用のレタッチツールのようなものだが、対象となるのは非商用の動画に限られる。
簡易修正のメニューには、動画の回転、暗い映像を明るくする補助光効果の強化、コントラスト、色温度、彩度の調整などがある。また、クリップの始まりと終わりをトリミングするツールや画面のぶれを補正するツールなど、YouTubeが3月に別のエディタで導入したツールも含まれている。そして、Googleならではの「I'm feeling lucky」ボタンもある。このボタンを押すとビデオの簡易解析が行われ、色、明るさ、コントラストの設定が自動的に調整される。
さらにユーザーの関心が高いのは、新登場のエフェクトツールだろう。YouTubeは、2010年にGoogleが買収したオンライン写真編集サービスPicnikと共同で開発した14のエフェクトを提供している。これらのプリセットを使うと、ビデオをモノクロにしたり、あたかもビンテージカメラで撮影したかのように加工したりといったことが可能だ。こうしたエフェクトはデスクトップの動画編集ソフトでは一般的だが、ブラウザで使うツールでは特筆すべきことだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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