北米のクーポン共同購入業界では8月、取扱いクーポン数と売り上げがともに9%増加したと、クーポン共同購入サービスのアグリゲーターであるYipitが報じている。
業界1位のGrouponは、8月の売り上げが13%増えて1億2070万ドルとなり、市場シェア53%を達成した。第2位のLivingSocial(Amazon.com出資)は売り上げを3%落として4510万ドルとし、市場シェアは20%に減少した。
Googleは2011年になってクーポンサービス「Google Offers」を開始したが、Yipitによれば、売り上げは7月から23%減少し、クーポン当たりの売り上げは37%落ち込んだという。ただし、業界全体は急激に成長しており、FacebookとYelpがクーポン共同購入サービスから撤退した一方、Googleはサービスの提供をさらに5つの都市圏で開始し、地域向け製品を強化するためにZagatなどの企業を買収している。Zagatの買収金額は1億2500万ドルと推測されている。
過熱したこの業界では、しのぎを削る激しい競争がしばらく続くとみられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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