Verizon Wirelessは、大きな期待が寄せられるMotorolaの「DROID BIONIC」の発売日と価格を正式に発表した。同製品は発売が何カ月か延期されるとともに、消費者をじらす宣伝広告が流されていた。
DROID BIONICは、米国時間9月8日に2年契約で299.99ドルという価格で発売開始される。同製品は、Verizon Wireless初の1GHzデュアルコアプロセッサ(具体的にはTexas Instrumentsの「OMAP 4」チップセット)搭載4Gスマートフォンである。CES 2011での発表以来、同スマートフォンに注目していた読者ならば、Texas InstrumentsのOMAPプロセッサの搭載は、当初予定の「NVIDIA Tegra 2」チップセットからの変更であることをご存じだろう。
変更されたのはプロセッサだけではない。当初は2011年第2四半期にリリース予定だったが、VerizonとMotorolaは、同端末に「消費者により優れたエクスペリエンス」を提供するために改良を加えるとして発売を延期した。Motorolaによると、さらに薄く高級感あふれる外観、1080p HDビデオ撮影、エンタープライズ機能の追加、バッテリ最適化といった改良が加えられているという。
DROID BIONICは、最新ソフトウェア「Android 2.3.4」(Gingerbread)がそのまま稼働する状態で出荷され、また、いくつかのアプリケーションがプリロードされる予定である。VerizonとMotorolaが特に推奨するアプリケーションの1つは、PCやMacに保存された動画、音楽、写真、ドキュメントへのリモートアクセスを提供する「ZumoCast」である。また、DROID BIONICは、「Shazam」に似た動画向けアプリケーションである「Video Surf」のほか、ワイヤレス印刷用の「MOTOPRINT」や、「NFL Mobile」(Verizonのすべての4G電話上で無償)、そして、Netflixのサポートも搭載する。
Motorolaの「Photon 4G」や「Atrix 4G」と同様に、DROID BIONICには「Webtop」アプリケーションも搭載されている。同アプリケーションは、「Firefox 4」ブラウザにアクセスしたり、HDステーション、「Lapdock」、Webtopアダプタなどの特殊なアクセサリに接続されている電話のコンテンツをテレビやモニター上に表示したりすることができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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