3G通信機能が搭載されたAppleの「MacBook Pro」の試作品が、オンラインオークションサイトのeBayで売りに出されているとMacRumorsが伝えている。出品者によれば、この試作機は2007年製の15インチノートブックがベースで完全に機能する状態であり、ディスプレイの側面にアンテナが付いているという。このアンテナの位置は、Appleが2008年に取得した複数の特許と一致するが、このような製品がAppleから出荷されたことはない。
この出品者によれば、3Gハードウェア自体はOSに認識されているが、SIMカードを内蔵スロットに挿入しても何も起こらないという。この出品者は、機能しないとされていたものをオンライン広告サイトのCraigslistで購入し、分解したときにSIMカードスロットを見つけた。回路基盤にも通常のモデルと違いが見られ、Appleのコンピュータモデルの識別番号であるEMC番号はなかったという。
2008年に「MacBook Air」が発売された際、Appleの最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏はUSA Todayのインタビューで、Appleは第1世代のMacBook Airに3G通信機能を搭載しようとしたが、大きなスペースが必要であったこと、コンピュータの購入者が通信業者に縛られてしまうことから、最終的に搭載しないことにしたと語っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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