Skypeは「Android」デバイス向けSkypeアプリケーションのバージョン2.1をローンチし、新たに多くのハンドセットでビデオチャット機能が利用できるようになった。
Skypeによると、今回のアップデートにより、さらに17機種のハンドセットでビデオ通話機能を利用できるようになったという。同機能のサポートが追加された機種には、「HTC Evo 3D」や「HTC Evo 4G」「Samsung Galaxy S II」などが含まれる。また、Skypeが米国時間8月4日に述べたところによると、このリストに含まれるスマートフォンは所有していなくても、Android 2.2(「Froyo」)以降を搭載したデバイスを利用しているというユーザーも、アプリケーション設定でビデオ通話を有効にすることで、同機能を使えるようになるという。
同社は米CNETに電子メールで送信した声明の中で、「Skypeビデオ通話機能は、Android OS 2.2(Froyo)以降を実行し、『Neon』テクノロジをサポートするカメラとプロセッサを搭載したほぼ全てのAndroidハンドセット上で、有効にすることができる。ビデオ通話を有効にするオプションがSkype設定の中に見つからない場合、残念ながら、その携帯電話はビデオ通話を実現するための技術的要件を満たしていない」と述べた。
「認定」されてはいないもののビデオ通話をサポートできるというデバイスだと、全く同じ体験を享受できない可能性がある、とSkypeは話す。同社によると、前面カメラと背面カメラの両方を搭載したハンドセットを持つFroyoユーザーの場合、背面カメラのみがサポートされるという。前面カメラは、Android 2.3以降を搭載するデバイスでサポートされる、と同社は述べた。
Skypeは6月下旬、Androidデバイス向けのビデオ通話機能を公開した。同サービスを利用することで、ユーザーはWi-Fiと3Gの両方で、自分のハンドセットからビデオ通話を送受信できるようになる。通話はAndroidデバイス間のほか、iPhoneやMac、Windows PC、テレビと行うことも可能だ。
ローンチ時、Skypeは数機種のスマートフォンにしかビデオ通話機能を提供していなかったが、将来的にサポートを拡大すると約束していた。今回のアップデートにより、ビデオ通話機能は「大半のAndroidハンドセット」で利用可能になった、と同社は話している。
製品のアップデートを続けるSkypeにとって、買収の日が少しずつ近づいている。Microsoftは2011年、Skypeを85億ドルで買収する計画を発表した。この買収案件は2011年中に規制当局の承認を得られる見通しである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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