Koboは、Appleが「iOS」用電子書籍アプリに対するアプリ内購読の規則を変更したことを受けて、「iPad」や「iPhone」「iPod touch」の「Safari」からアクセスできるHTML5ウェブアプリを準備していると発表した。規則では、電子書籍の購入や購読のための外部メカニズムへのリンクを削除することが求められており、Amazon.comやBarnes & Noble、Koboはそれに従って自社のアプリを変更している。
Koboは、HTML5アプリを2011年中にリリースすると述べている。同社によれば、このアプリは現在のiOSアプリや「Android」アプリを補完する製品になり、それにより、個別のアプリを開発することなく多くのプラットフォームに対応できるとしている。また、これは、Appleが再び規則を変更することにした場合に対する備えでもある。
Koboの最高技術責任者(CTO)であるDan Leibu氏は米国時間7月26日の朝、米CNETに対し、iOSアプリについては「Appleが完全にコントロールしている」と述べた。「Appleが一方的に規則を設定し、その規則はやがて変更されるかもしれない。だから、将来はやや不確かだ。このアプリにより、ユーザーは選択肢をもう1つ得られる」(Leibu氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス