特許侵害訴訟でアップルに勝訴したPersonal Audioは米国時間7月20日、Appleの製品が同社の特許を侵害しているとして、テキサス州東部地区連邦地方裁判所に再び提訴した。特許を保有するPersonal Audioは事業を営まない団体(Nonpracticing Entity:NPE)で、2009年にもAppleの製品が同社の2件の特許を侵害していると訴え、2011年7月に800万ドルの損害賠償金が認められている。
知的財産を追跡するブログのFOSS Patentsによると、Personal Audioは、Appleの第6世代「iPod nano」、第4世代「iPod shuffle」、第4世代「iPod touch」、「iPhone 4」、「iPad 2」が同社のオーディオ技術に関する特許を侵害していると訴えているという。Personal Audioは、前回の訴訟ではこれらの製品が対象になっていないとして、追加の損害賠償を求めている。
2009年の訴訟では、Personal Audioは、Appleが米国特許番号6199076の「ダイナミックなプログラム選択コントローラを含むオーディオプログラムプレーヤー」と米国特許番号7509178の「オーディオプログラムの配信と再生システム」の2件の特許を侵害しているとして、8400万ドルの損害賠償を求めた。今回の訴訟では、特許番号6199076のみが対象となっている。
この訴訟に関してAppleにコメントを求めたが、すぐには回答を得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」