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NEC、クラウド基盤の「Cloud Platform Suite」--運用管理ソフトとも連携

富永恭子 (ロビンソン)2011年07月19日 19時03分
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 NECは7月19日、ITネットワーク統合パッケージの新製品「Cloud Platform Suite エンタープライズパッケージ V2」を同日より発売すると発表した。

 Cloud Platform Suite エンタープライズパッケージ V2は、2010年1月に発表した「Cloud Platform Suite」のエンタープライズパッケージと、同年10月に発表した「リソースプーリングシステム構築サービス」を組み合わせた製品。短期間で柔軟な拡張性をもつプライベートクラウドシステムを容易に構築できるのが特徴だという。

 リソースプーリングとは、ユーザーが必要な時に必要なだけハードウェアやソフトウェアを利用できるIT共通基盤の構築手法。V2では、ユーザーはサーバやストレージ、OSなどのITリソースを必要な時に必要なだけ利用することが可能になるため、プライベートクラウドの柔軟な運用を実現するという。なお、増設時の設計も事前に実施済みであるため、ブレードサーバやストレージなどの増設ユニットを追加するだけで容易にシステムを拡張することが可能だとしている。

 また、NECのクラウドシステム構築や運用ノウハウに基づいて、リソースプーリングの運用ポリシーやシステム構成を定義するとともに、必要なITリソースを事前検証済みの構成で提供する。さらにリソース運用、障害監視、構成管理など、プライベートクラウド基盤で必要となるポイントや運用手順に関する運用ガイドも用意している。同社試算では、個別に設計した場合で通常半年から1年近くかかるプライベートクラウドシステムの構築期間を、2カ月程度に短縮することが可能だとしている。

 オプションとして、新ネットワーク制御技術「OpenFlow」に対応したネットワーク製品「UNIVERGE PFシリーズ」を組み合わせることができる。これにより、ネットワーク構成をシンプル化し、かつ効率的な運用ができるため、システムの運用コストおよび消費電力を削減するとともに、様々な通信プロトコルの制約から解放され、最適なネットワークを自由に構築できるという。

 また、クラウド向け運用管理ソフト「WebSAM Cloud Manager」のサービスポータルや利用者管理機能と組み合わせることで、ユーザーは必要なリソースを簡単に選択、利用することができるという。さらにデータセンター運用自動化ソフト「WebSAM vDC Automation」と組み合わせることで、システム運用も自動化と省力化できるようになるとしている。

 Cloud Platform Suite エンタープライズパッケージ V2の希望小売価格は、基本装置、管理サーバ、ストレージほかが含まれて3000万円(税別)から。ブレードサーバ、OS、ハイパーバイザーをセットしたサーバ増設ユニットは400万円(税別)から、ディスクエンクロージャ、HDDを装備したストレージ増設ユニットは660万円(税別)からとなる。

 NECでは、新製品含め「Cloud Platform Suite」シリーズ全体で、今後3年間に300システムの販売を見込んでいるという。

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