Appleは米国時間7月15日午前、「iOS」のマイナーなセキュリティアップデートを公開し、同ソフトウェアのPDF表示機能の脆弱性を修復した。
iOS 4.3.4(Verizonユーザーの場合は4.2.9)は無償アップデートとして、「iPhone」と「iPod touch」、および「iPad」ユーザーに公開されている。同アップデートの説明によると、それを適用することで、「悪意あるPDFファイルの閲覧に関連するセキュリティ脆弱性が修復される」という。この脆弱性は、JailbreakMe.comが利用しているのと同じものだ。JailbreakMe.comは7月に入って再ローンチされたサイトで、コンピュータや専用ソフトウェアを使うことなくiPhoneのジェイルブレイク(脱獄)を可能にし、サードパーティー製ソフトウェアのインストールやローレベルのシステム変更を可能にする方法をユーザーに提供する。
同ツールがリリースされ、ドイツ政府のIT担当部門がこのエクスプロイトを iOSの「深刻な脆弱性」の一部と呼んだことを受けて、Appleは、セキュリティについて「非常に真剣に」考えており、「修正を開発中である」と述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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