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前向きな姿勢と心の準備--転職活動で大切なもの

John McKee (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2011年07月26日 08時00分
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 筆者のクライアントであるBobは最近、長年勤めてきた会社を辞めるという決断を下した。昇進を重ね、副社長という地位にまで上り詰めていた彼は、傍から見ると順風満帆の会社人生を送っているように見えた。しかし、Bob自身は精神的な犠牲が大き過ぎると感じていたのだった。このため彼は、精神をすり減らした挙げ句、「本当の自分」でなくなってしまう前に会社を辞めることにしたというわけだ。

 彼は勇気ある決断を下したと言える。

 2011年の転職市場は、IT幹部にとってさえも売り手市場とは言えない状況になっている。そのような状況のなか、Bobが転職先を決める前に会社を辞めるという決断を下したことは、筆者の目にも「エキサイティング」なものに映った。彼は自らの力を信じ、次の会社においてより良い環境でより優れた仕事をするという前向きな姿勢を持っていたのである。このような姿勢は、今後しばらくの間、とても重要なものとなるだろう。

 こういった不屈の精神と自信をあわせ持つ人は賞賛に値する。自分に合わない場所で働くというのは、せいぜい短期的な解決策にしかならず、しばらくすると精神的に参ってしまうものなのだ。筆者は、健康的で快活だった人が抑圧された環境で働き続けた結果、まったくの別人になってしまったケースを数多く見てきている。ここで言う抑圧とは、愚かな上司や誤っているとしか思えない企業ポリシー、過小評価などである。どれだけ強い人間であっても、毒の強い環境で働かされるとへこんでしまうというわけだ。

 Bobはこうした抑圧をすべて捨てることにしたのだ。彼は会社を辞めた。そして、自らの力で前へ進むことにしたのである。

 Bobは人生における大きな転機を迎えた。彼も1人の人間である以上、この転機を乗り越えた暁には大きく成長していることだろう。人はこういった状況に置かれた場合、さまざまな紆余曲折を経験するはずだ。どこかの時点で、自らの決断が間違っていたのではないかという疑念を抱く人も多いだろう。また、新たな職をなかなか手にすることができない場合、感情が激しく揺さぶられる人も多くいる。それはあなたの愛する人にとってもつらいことであり、人間関係にストレスを及ぼすことにもなる。しかし幸いなことにBobは、前に進むためのロードマップを手にしている。このため彼は、これから起こるであろう予期せぬ事態に対しても平静に対応できるはずだ。

 興味深いことに大きな転機というものは、それがどのようなものであろうとも(愛する人の死や、失業、離婚など)、当人の感情にある種の一連の変化をもたらすのである。そういった変化に対する心構えができていれば、感情面でのストレスは乗り越えやすいものとなるはずだ。

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