ブログ「FOSS Patents」が米国時間7月11日付けで伝えたところによると、AppleはHTCを相手取って、米国際貿易委員会(ITC)に2度目の訴えを起こしたという。Appleが今回問題としているのは、HTCの「Android」搭載スマートフォン10機種余りとタブレットPCの「HTC Flyer」だ。
FOSS Patentsによると、Appleは5件の特許を違法に使用されたと主張している。スクロール操作に関する特許、プログラマブルな触覚タッチスクリーンディスプレイに関する特許、両面タッチパネルに関する特許などで、これら5件はすべて、サムスンを相手取った特許侵害訴訟でも対象となったものだ。
残る2件の特許は、画面上でコンテンツをスクロール、ズーム、および回転させる技術と、「ポータブルコンピュータ」に関連するものだ。
この件に関してAppleにコメントを求めたが、現時点で回答は得られていない。
一方のHTCは、さらなる提訴に失望感を表明している。
「HTCは、Appleが市場ではなく法廷で争う手段を選んだことに失望している。HTCは引き続き、Appleの当社に対するこれまでの、そして今回の主張すべてを強く否定するものであり、今年に入ってすでに行っているように、今後も当社の知的財産を保護し、擁護していく意向だ」と、HTCの法務顧問Grace Lei氏は述べている。
モバイルOSのAndroidを早い時期から採用して成功を収めているHTCは、Androidに関連してAppleから訴えを起こされた最初の企業だ。Appleは3月、HTCが「iPhone」に関する特許20件を侵害しているとして、最初の訴えをITCと裁判所に起こしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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