ネイバージャパンは7月8日、インターネット検索「NAVER」のサービス開始2周年を記念し、2010年7月から2011年6月までの利用状況をまとめたレポートを発表した。
NAVERは「探しあう検索」をコンセプトに2009年7月1日にサービスを開始した(2001年にサービスが開始されたが2005年に1度撤退)ユーザーがネット上の情報を整理し、検索結果を作成する「NAVERまとめ」や、黒色の背景に大きなサムネイル画像が特徴的な「画像検索」など独自のサービスを提供し、ユーザー数を伸ばしてきた。
2011年6月のユニークビジター(UV)数は2010年6月比で2.5倍増の1473万人、ページビュー(PV)数は同3.9倍増の2億4630万となった。2010年7月から2011年6月のNAVERまとめの投稿件数は同2.7倍増の479万件を達成した。
ネイバージャパンは2010年9月以降、「livedoor」「ケータイ@nifty」「フレッシュアイ」「楽天ツールバー」「インフォシーク」「マピオン」などのポータルサイトに検索エンジンを導入してきた。NAVERまとめでは、まとめ作成者に広告収益を還元するインセンティブプログラムを提供し、さらに2011年3月には編集の自由度を拡張する全面リニューアルを実施した。東日本大震災以後は震災関連のまとめが多くの訪問者を集め、ユーザー数、PV数ともに急拡大したという。
また検索以外のアプリケーション開発にも力を入れており、2010年7月以降「Nドライブ」「英語辞書」「LINE」などのスマートフォン向けアプリを発表してきた。
7月7日にはネイバージャパンのオフィスで、NAVERの2周年を祝うパーティーが開催された。その中でネイバージャパン事業戦略室 室長の舛田淳氏は今後のリリース計画について次のように語った。
「7月にNAVERらしい写真系サービスを1つリリースする。8月頃には2つの既存サービスを大規模リニューアルする。検索では言語辞書の別バージョンを出す予定。さらに今はいろいろな情報をスマートフォンで検索する人が多いと思うが、最もスマートフォンに合ったインタラクションの検索サービスを近々公開する。ネイバージャパンのUXデザイン室の総力をもって、一番かっこいい製品に仕上げる」
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