MS、初心者向け業務アプリ構築ツール「Visual Studio LightSwitch」を間もなく一般提供

Mary Jo Foley 翻訳校正: 末岡洋子2011年07月06日 16時50分

 MicrosoftのLightSwitchウェブサイトによると、クラウドとデスクトップ用の開発ツール「Visual Studio LightSwitch 2011」を米国時間7月26日にローンチする予定という。

説明

 Visual Studio LightSwitchは開発コード名「KittyHawk」と呼ばれていたもので、ビジネスアプリケーションの構築に興味があるビギナー開発者をターゲットとしたRapid Application Development(RAD)ツールだ。Microsoftが最初のパブリックベータを公開したのは2010年8月のことで、2011年3月に2回目のベータを公開していた。

 MicrosoftのVisual Studio LightSwitchチームでソフトウェア開発エンジニアを務めるJustin Anderson氏は、LightSwitchは7月26日に一般提供を開始すると7月4日付けのブログ記事で述べている(MDSN/TechNetの加入者にもその日公開となるのか、それ以前にアクセスできるのか、Microsoftに聞いてみたがまだ回答はない。ローンチはウェブキャストで中継されるのか、その他の詳細情報についても聞いているところだ)。

 Microsoftは、デスクトップ、ウェブ、クラウド向けのビジネスアプリケーション構築手段としてLightSwitchを位置づけている。事前に構築されたテンプレートを利用することで、プロフェッショナルではないプログラマーが容易にアプリケーションを構築できるという。その容易さはかなりのものらしく、Microsoftは正式名称の命名理由について説明した際に、スイッチを入れるような感覚で利用できるからと述べていた。

 ベータ2では、「Windows Azure」と「SQL Azure」をターゲットとした業務アプリケーションを構築する機能が新たに加わった。また、プロフェッショナルな開発者が「Visual Studio Professional」(もしくは、それ以上)を使ってアプリケーションの拡張機能を開発できるようになった。Microsoftは拡張機能について、テーマ、画面テンプレート、シェル、データソース、ビジネスタイプ、コントロールなどと同じような再利用可能なコンポーネントと説明している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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