Googleは米国時間6月27日、「Transparency Report」のデータを公表した。Transparency Reportとは、各国の政府機関が自国ユーザーの情報開示を要請した回数を明らかにするためにGoogleが設計したツールで、GoogleのFAQによれば、同社は「法的に共有する必要があると判断した情報のみを開示している」という。これによると、同社は2010年後半に25カ国から1万4201件の個人情報開示要請を受けたという。
レポートによると、最も多く情報開示を要請した国は米国で、4601件の要請があった。Googleはそのうちの94%に応じたという。
そのほかに要請の多かった国は、ブラジル(1804件)、インド(1699件)、英国(1162件)となっている。
Googleによれば、こうした要請は主に犯罪捜査に関連したものだが、危険が迫っている人物の生命を救うためなど、この範疇に当てはまらないものも少数あるようだという。同社はすべての要請を検討しており、情報を提供しなかったり要求の範囲を狭めようとしたりすることもあるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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