見つけたいのは飲食店?それともおいしい食事?--Spoon!とSnapDishを徹底比較 - (page 2)

 画面を左右に軽くスクロールすることでハンバーグやラーメンなど、食事の情報が並ぶ。食べたいものがあればタッチして店舗情報を閲覧、そのままiPhoneのマップを立ち上げることも可能だ。実際私もお昼にアプリを立ち上げて店舗を探したが、写真のようなお店を数タッチで見つけて訪問することができた。

 サービスを運営するサンゼロミニッツは元々タウン情報サービス「30min.」を運営している。このサービスとSpoon!はデータベースを共有しているので、リリースしたばかりにもかかわらず有用な情報が数多く入っている。サンゼロミニッツ代表取締役社長の谷郷元昭氏に話を聞いたとき「(写真を次々にスクロールして)ザッピング(切り替え視聴)しやすいように」と話してくれたが、確かにそのあたりは実現されている印象だった。

「Spoon!」 サンゼロミニッツの「Spoon!」

おいしいものを探せるSnapDish

 ではSpoon!で見つけたラーメン店は自分が本当に食べたかったものか、と言われれば実は違っていたりする。あくまで近くでなんとなくザッピングしてるうちに「あ、ラーメンでいいや」と思ったというのが本音だ。もちろん“ビンゴ”の時もあるだろうけど。

 SnapDishはSpoon!とは違うアプローチで、あくまで「これを食べたい!」と思えるものを探すサービスだ。サービスを提供するヴァズ代表取締役の舟田善氏は、「美食家のソーシャルグラフを作りたい」と話してくれていた。つまりこういう論法だ――おいしいものを知ってる人の友人は、おいしいものを食べているはず――これを彼は「グルメグラフ」と呼んでいた。

 Spoon!と同様に私は別の日のお昼にこのSnapDishを立ち上げてみた。Dishiesの項目にはおいしそうな食事の写真が並ぶ。特徴的なのが「家庭料理」っぽい写真の多さだ。みんなが撮影してアップしているので、撮影した場所は家や店舗は関係なく、パスタ、ハンバーグ、焼き肉、ラーメンと一緒にキャラ弁が並んだりしている。そして共通しているのがどれもおいしそう、ということだ。

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