インターネットを管理する主要組織Internet Corporation for Assigned Names and Numbers(ICANN)は米国時間6月19日、新しいトップレベルドメインの拡張を承認した。これは、インターネットの歴史における最も大きな変化の1つである。
ICANNはシンガポールでの特別会議において、ドメイン名の末尾(.com、.net、.orgなどが最もよく知られている)の数を現行の22種類から大幅に増加することを採決した。これにより、ほぼ任意の語がドメイン名の末尾として使用できるようになり、企業は独自のブランドをインターネットの拡張子にすることができるようになる。
ICANNの議長兼最高経営責任者(CEO)を務めるRod Beckstrom氏は声明で、「ICANNは、インターネットの名称体系を自由化し、グローバルな人間の想像力を解き放つことにした」と述べた。「19日の採決は、任意の言語または文字で新しいトップレベルドメインを作成する各種団体の権利を尊重するものである。これによってドメイン名体系が、すべての人類により適したものとなることを期待する」(Beckstrom氏)
ICANNの理事長を務めるPeter Dengate Thrush氏は、「この採決は、新しいインターネット時代の幕開けになるだろう。われわれは、次世代の創造性とひらめきのためのプラットフォームを提供してきた」と述べた。
ICANNは、今回の変更とそれによって与えられる機会について啓蒙するための世界的なキャンペーンをまもなく開始する予定であると述べた。新しい汎用トップレベルドメインの申請は、2012年1月12日~2012年4月12日まで受け付けられ、審査費用は18万5000ドルとなる予定である(新しいgTLDに関してはICANNのファクトシート(PDFファイル)を参照)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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