ハッカーらによる手当たり次第の攻撃が続く中、今度はゲーム企業セガがネットワーク侵入の被害に遭った。そんな中、ハッカーグループLulzSecが攻撃したグループに対する復讐をセガに申し出た。
ブログ「PlayStation LifeStyle」の米国時間6月17日の投稿には、「SEGAPASS」サービスを利用するユーザーに宛てたセガからのメッセージとされるものが掲載された。SEGAPASSデータベースに対する「不正侵入があり」、調査中であるという。
今回の攻撃は、エンターテインメント大手のソニー、防衛請負業者Lockheed Martin、米国上院、FBIなどが被害を受けた最近の一連の攻撃に続くものである。
メッセージには侵入者に関する情報は記されていない。
17日には、ソニー、任天堂、FBI関連組織Infragard Atlantaなどを攻撃したLulzSecがセガ宛てのツイートを公開した。ツイートには、「@Sega - 連絡が欲しい」と記されている。「貴社を攻撃したハッカーを打ちのめしたい。われわれは『Dreamcast』を愛している。奴らは許さない」(LulzSec)
LulzSecは上記のツイートのすぐ後に、ハッキング先のリクエストを受け付けるホットラインの電話番号を更新するメモを公開した。サイバーセキュリティを取り巻く制御不可能な状態は、ますます悪化の様相を見せている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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