Googleは米国時間6月14日、同社検索サービスでの新機能「Instant Pages」を発表した。検索クエリを入力した後、ユーザーはほぼ瞬間的に検索結果のリンクを開くことができるようになる。同社によると、これまで、Google Searchからのページロード時間は完了まで約5秒かかっていたという。同社は例として、The Washington Postのホームページが通常の環境ではロードに3.2秒かかるところが、Instant Pagesを使うと瞬間的に表示されることを挙げた。
Googleはサンフランシスコで開催のInside SearchイベントでInstant Pagesを発表した。同社はまた、モバイル検索の刷新や「Google Chrome」での音声および画像検索機能を明らかにした。
Instant Pagesは、同社が2010年に開始した機能「Google Instant」を補完することになる。Google Instantはクエリが検索ボックスに入力されると同時に検索結果を表示する機能。Googleによると、Google InstantとInstant Pagesによってユーザーは、ウェブを検索する際に4~10秒を節約することができるという。
検索結果のリンクを瞬時に開くようにするため、Googleは「ユーザーによるクリックが確実と考えられる場合」に、そのページをプリレンダリングしておく。Googleはどれだけのクエリを正確に予測可能であるかは述べなかったが、同社はこの機能に「数年間」取り組んでおり、これまでのところ、プリレンダリングすべき場合を「かなり正確」に分かっていると述べた。プリレンダリングされないページの場合は、Instant Pagesを使わなかった場合と同じようにロードされる。
GoogleのInstant Pagesはベータ版Chromeで今週から利用可能になる予定。Googleによると、現在のところ他のブラウザでは利用できないが、同社のモバイル検索では「まもなく」利用可能になるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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