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フリービット、2011年4月期は増収減益--今期はIPv6やMVNOで差別化図る

藤井涼 (編集部)2011年06月14日 19時28分
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 フリービットは6月14日、2011年4月期(2010年5月~2011年4月)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比58.3%増の232億8200万円、営業利益は同53.4%減の1億9000万円、経常利益は同72.7%減の2億1900万円、純損失は9億2700万円となった。

 2010年に買収したフルスピードグループとの連結により大幅な増収となったが、フルスピード子会社のアパレル事業ギルドグループの目標未達により営業利益、経常利益ともに大幅に減少した。

フリービット代表取締役社長CEOの石田宏樹氏

 フリービットは、東日本大震災後の不安定な社会環境下でも継続的に成長できる体制を構築するため、ノンコア事業を切り離し、コア事業にリソースを集中することを目的としたグループの事業構造改革プラン「SiLK Renaissance」を5月13日に打ち出している。

 SiLK Renaissanceの実現に向け、事業相関性の薄いギルドグループを5月に売却したほか、外部環境リスクの高いドリーム・トレイン・インターネット(DTI)のアウトバンドテレマーケティングから撤退している。

 中国家電メーカーaigoと設立したユビキタス家電の開発会社「SmartCloud」の開発体制が整ったことや、aigo製品の日本での独占販売権を取得したことから、在庫リスクを伴うEXEMODEのプロパー製品の開発から撤退した。これらの事業構造改革により特別損失が発生し、純利益の大幅な減少につながった。

 フリービット代表取締役社長で最高経営責任者(CEO)を務める石田宏樹氏は、「成長が見込まれる領域のみを残し、そこに対して集中的に投資ができる状況になってきている」と、構造改革の手応えを語る。

 2012年4月期は、フリービットグループが提供するIPv6、仮想化、スマートフォン、MtoM、MVNOなどのサービスで他社との差別化を図り、ネットマーケティングを重要領域とすることでビジネスを拡大していく。また、仮想専用サーバサービス「ServersMan」の収益化を全グループで促進するための組織も設立すると説明した。

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