ほかの子どもたちとうまくつきあえない子どもを見たことがあるはずだ。スポーツでずるをする子どももいる。モノポリーの奇妙な遊び方を考え出して「新ルールだ」などと言い張り、自分が勝てるようにする近所の知り合いもいただろう。それらの子どもたちが成長すると、残念ながら、性格の問題をひきずったまま大人になる可能性がある。
以前書いた記事で、わたしは真のプロフェッショナルが心がけるべき10の項目を挙げた。プロフェッショナルと一緒に働くのは楽しいものだ。そして、子どものように振る舞う、プロフェッショナルの振りをする大人と一緒に働かなくてはならないのは、大変な苦痛だ。以下に挙げる問題のある10の性格は、真のプロフェッショナルの逆だと考えて欲しい。
ボールを奪ってそのまま帰ってしまう子どものように、女々しいタイプの人物は機嫌を悪くして逃げてしまう。こういうタイプの人物は、腹が立って自分が思い通りにならない状況では、ただ自分がゲームを抜けるだけでは我慢できず、周りの人も巻き込もうとする。この種のゲームでは、誰もが敗者になってしまう。
駄々っ子タイプの人物は、いつでも自分の思い通りにしてきている。こういう人物は、成功に向かって努力する必要を感じていない。自分にはほどんど経験がないにも関わらず、昇進しないと自分が不当な扱いを受けていると考える。また、自分よりも上の立場から、どうすべきか指図してくる人間を憎む。駄々っ子に仕事を与えなくてはならない上司は、苦労するはずだ。駄々っ子は自分の思い通りにならないとかんしゃくを起こす。
魔法使いタイプの人物は、知識があり賢い。このような人物は優秀であり、自分自身もそれを知っている。魔法使いタイプの人物にとって、他人からの入れ知恵は時間の無駄だ。こういう人物の自信過剰は骨の髄まで染みついており、自分が間違っている可能性があるなどとは毛筋ほども疑わない。そんな謙遜は、とうの昔になくしてしまっている。自分がどうやって仕事を達成したかを他人に説明することは、自分の神秘的で魔法使いのようなオーラが破壊されてしまう危険が大きすぎるので、決してない。勘違いによって作られた地位が奪い去られてしまう危険を冒すことなど、許せるはずもない。
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