Appleは、「iTunes 10.3」をリリースした。iTunes 10.3はAppleの新しい「iCloud」の機能を一部サポートする。
米国時間6月6日にAppleの技術者向け年次会議Worldwide Developers Conference(WWDC)で発表されたiCloudは、「MobileMe」に代わる同社の新サービスである。iCloudの全機能が提供されるのは2011年後半になる予定だが、購入したアイテムを複数のマシンで管理したり、これまでに「iTunes Store」で購入したものをダウンロードしたりする機能など、一部の機能がそれよりも前に提供される。
今回リリースされたiTunesには、「Automatic Downloads」という機能が提供されている。Automatic Downloadsは、音楽やアプリ、書籍を購入すると、MacおよびiOSデバイスにそのコピーが自動的にダウンロードされる機能である。
「iTunes 10.5」および「Mac OS X 10.7 Lion」がリリースされるまではiCloudの全機能を利用することはできないが、現時点で利用できるこの機能は便利だ。iTunes 10.3は、AppleのiTunesのSoftware UpdateまたはAppleのサポートダウンロードページから入手できる。バージョンにもよるがサイズは約75Mバイトである。
今回のアップデートには、Automatic Downloads以外に、これまでに購入したアイテムを無料でダウンロードするオプションも提供されている(ただし、以前に購入した項目がストアにもう存在しない場合は、ダウンロードできないとAppleは警告している)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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