ソニー、任天堂、FBI関連組織サイトがハッカーの標的に - (page 2)

Elinor Mills (CNET News) 翻訳校正: 編集部 湯本牧子 吉武稔夫2011年06月06日 08時45分

 LulzSecは、Hijazi氏と複数のLulzSecメンバーの間で交わされたやりとりを記録したIRC(Internet Relay Chat)のログを公開した。これが実際に行われたやりとりであることはHijazi氏も認めている。その中で、ハッカーたちはHijazi氏(ハンドルネーム「moondog」)を脅したりからかったりしながら、「政府のポータルや情報検索」または「FBIの警戒態勢の内情」といった情報と引き換えにHijazi氏やUnveillanceに協力することを申し出ている。moondogことHijazi氏はこのやりとりの中で、リビア国内にある感染ホストコンピュータに関するCSFIの情報を提供したとして、「わたしは意図を把握していなかったし、商売っけもあった。わたしは本当に欲の深い男だ」と述べている。

 Hijazi氏は声明で、LulzSecと交わしたIRCのログの一部を公開している。その中でハッカーの1人は、「問題は『脅迫』というきわめて無粋な言葉にある。(中略)もっと単純に考えてみよう。あなたは大金を持っている。そして、われわれはもっとお金が欲しい」と発言している。

 Hijazi氏の件とは別に、LulzSecは任天堂の設定ファイルであることを確認済みだというデータを公開した。これは通常、ウェブサーバなどの設定を行うために使用するもので、深刻なデータ漏えいとは考えられない。

 LulzSecはTwitterで次のように述べている。「任天堂を標的としているわけではない。われわれは『N64』(NINTENDO64)を愛しており、任天堂が問題を修正するよう心から願っている。これは単なるお遊びだ」

 任天堂にコメントを求めたところ、次のような声明を発表した。「顧客情報の保護は当社にとって最優先事項だ。そのため、われわれは常にセキュリティを監視している。今回の事態はサーバ設定上の問題であり、当社では数週間前に調査を済ませてすでに解決している。問題のサーバに消費者情報は保存されていなかった」

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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