ネオジャパンは6月3日、グループウェア「desknet's」のオプション製品としてウェブデータベース(DB)システム「desknet's DB」の出荷を開始した。年間ライセンス価格は5ユーザーで1万8900円、100ユーザーで37万8000円。desknet'sのスタンダード版かEnterprise Editionのサポートサービス契約が必要としている。無料体験版をdesknet'sのスタンダード版とEnterprise Editionの両サイトからダウンロードできる。
desknet's DBは、社内にあるさまざまなデータを一元管理することで、メンバー同士の情報共有や情報活用を改善、促進できるという。現在策定中のウェブ標準規格「HTML5」に対応することで、複雑な印刷用の帳票もマウスのドラッグ&ドロップで作成できるなど、表計算ソフトと同様のユーザーインターフェース(UI)が実現したとしている。DBを構成する項目それぞれに対し、数値や文字列、日付時刻といったさまざまな書式や表示形式が設定できる。入力文字種の制限や自動変換、自動修正で多くのメンバーが登録、参照する情報を整合性が取れた形で蓄積できる。
それぞれのDB間で、無制限に情報を関連付けることができる。重複するデータを二重で管理する手間を省くとともに、表計算ソフトでの値の参照だけではできない、複雑なDBも専門知識を必要とせずに簡単作成できるとメリットを強調している。DBに蓄積された情報は、多重クロス集計でさまざまな視点から簡単に分析できる。表計算ソフトでピボットテーブルを作成するような簡単操作で集計書式を作成した後は、ワンクリックでデータの集計、分析できるとしている。
内部統制対応として、アクセスログや操作ログを監視するとともに、アクセス権を設定することで、情報の確実性や安全性を高めて、不正や情報漏えいへの抑止力を向上させられるとしている。
現在、管理台帳として表計算ソフトを活用している企業が多いが、desknet's DBではCSVファイルからインポートすることで、DBに変換することができる。desknet's DBはさまざまな業種や業務で活用できるが、より使いやすくするためにネオジャパンでは、あらかじめ項目などが決まっているテンプレートを用意している。
たとえば総務部門向けでは得意先リストや備品台帳、契約書管理があり、営業部門向けには会員名簿や在庫管理、案件管理が用意されている。情報システム部門向けには、問い合わせ管理やIPアドレス管理のテンプレートが設定されている。ネオジャパンはテンプレートの種類を増やしていくことで、desknet's DBの普及利用を促進する方針を明らかにしている。
対応サーバのOSはWindows Server 2003/2003 R2/2008/2008 R2、Red Hat Enterprise Linux 5、CentOS 5.3。対応クライアントウェブブラウザは、Internet Explorer 7/8、Firefox 3.6/4、Google Chrome 10、Safari 5となっている。
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