キングソフトは5月20日、オンラインストレージサービス「KDrive」の提供を始めた。2Gバイトまで無料で利用できる。オンラインから直接アクセスできる「KDriveオンラインサービス」、PCにインストールしてCドライブと並ぶ形でバーチャルドライブを生成して、オンラインストレージと自動で同期する「KDriveクライアントソフト」、Android端末で閲覧できるアプリ「KINGSOFT Office for Android」の3つで構成される。
KDriveオンラインサービスにアクセスして、アカウント作成後にログインすれば、専用スペースにアクセスして保存したいファイルをアップロードできる。KDriveクライアントソフトは、単体で提供される。KDriveクライアントソフトをインストールすると、バーチャルドライブが生成され、ローカルドライブにファイルを保存する感覚でKDriveに保存される。保存されたファイルはオンラインに自動で同期される。
KDriveクライアントソフトは、「KINGSOFT Office 2010 Standard KDrive同梱版」でも提供される。作成した文書は、ファイルメニューから「オンラインストレージKDriveに保存」を選択することで、直接KDriveに保存できる。
「Microsoft Office 2007」以降のユーザーでも、KDriveクライアントソフトをインストールすれば、メニューの一部としてプラグインされ、KDriveメニューからKDriveへ直接保存できる。KINGSOFT Office for Androidは、Androidマーケットから無料でダウンロード、インストールでき、KDriveに保存したオフィス文書は、同社独自の変換エンジンで変換され、Android端末上で閲覧することができる。
キングソフトではまずは2Gバイトまで無料でサービスを展開する。無料容量を増やせるキャンペーンや有料課金サービスも提供する予定と説明する。KDriveの展開で、オンラインに保管、共有、スマートフォン利用でいつでもどこでも見られるという広範囲における付加価値を提供することで、オフィスソフトのトータルソリューションへ進化していくとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス