BBソフトサービスは11月11日、米SugarSyncが提供するオンラインストレージサービス「SugarSync」の新たな取り組みを説明した。
BBソフトサービスは9月にSugarSyncとの包括的業務提携を発表。現在は日本におけるマーケティングなどを手がけている。BBソフトサービス ソフトウェアサービス事業 M&D統括部 企画3部 ディレクタの佐藤孝氏によると、今後は年末に向けて日本独自の課金サービスなども用意し、「日本版SugarSyncとして展開していく」という。
説明会では、SugarSyncのサービス概要と直近のアップデートについて説明がなされた。
SugarSyncは、データをクラウド上に保存し、PCやスマートフォンなどさまざまなデバイスで同期して利用できるオンラインストレージサービスだ。競合するサービスの多くが、専用フォルダを作成して、そのフォルダ内のデータだけを同期するのに対して、SugarSyncはどのフォルダをどのPCで同期させるかなど詳細な設定ができるのが特徴だ。
WindowsやMacを始め、iPhone/iPad、Android、BlackBerry、Windows Mobile、S60など多くのスマートフォン環境に向けて専用アプリを提供している。
10月6日には他ユーザーとのフォルダ同期機能をリリース。招待したユーザーとフォルダ内のデータを同期できるようになった。「同じプロジェクトで仕事をしているユーザー同士など、ビジネスでも利用できる」(佐藤氏)
さらに11月5日にはiPhone/iPadアプリのアップデートを実施。これまではアプリ起動時にクラウド上のデータにアクセスしていたが、ローカルへの保存に対応。さらにクラウド上の動画をストリーミング再生したり、iPhoneで撮影した動画のアップロードにも対応し、PINコードによるロック機能を備えた。11月11日にはAndroidアプリもアップデート。PINコードによるロックや頻繁にアクセスするファイルやフォルダへのショートカットを作成できるようになった。
また同日、無料アカウントのサービスアップデートも発表した。これまで2Gバイトだったディスク容量を5Gバイトに拡大(既存ユーザーに対しては3Gバイトの拡張を実施)。同期するPCの台数については、これまでの2台から無制限に変更。ファイルの世代管理についても「現行バージョン+過去2世代」から有償版と同じ「現行バージョン+5世代」とした。
加えて、友人にSugarSyncを紹介することでディスク容量を得られるサービスについても、12月31日までの期間限定でキャンペーンを実施する。通常無料アカウントならば250Mバイト、有料アカウントなら5Gバイトの容量を獲得できる同サービスだが、期間内であれば2倍の容量を得られる。獲得できる容量の上限は設定しないという。
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