日本IBMは5月19日、ストレージ製品「IBM Storwize V7000」上で稼働し、最大管理容量を従来の4倍にあたる32ペタバイトに拡張する新しい制御ソフトウェア「IBM Storwize V7000 v6.2」を発表した。
Storwize V7000は、使用頻度に応じてデータを階層間で自動再配置できる「自動階層管理」と、他社製品も含めた複数のストレージ装置を接続して1台として管理できる「仮想化」の2つの機能を備えたミッドレンジのディスクストレージ製品。これらの機能は、Storwize V7000上で稼働する制御ソフトウェアによって実現されている。
今回発表された新バージョンのソフトウェアにより、Storwize V7000はミッドレンジ製品ながら32ペタバイトのストレージ容量を一元管理できるようになった。また、サーバからのアクセス情報の変更や、業務アプリケーションの再設計などの作業を必要とせず、データ量の増加に伴って適宜ストレージ装置を追加することで容量を拡張していくことが可能という。
また、新ソフトウェアでは、2台のStorwize V7000を並列接続し、1台のストレージに見立てるクラスタ構成も可能になった。クラスタ構成では、サーバと接続するポート数も2倍になるため、サーバからのアクセス速度も最大で2倍に向上するという。
新ソフトウェアを搭載したIBM Storwize V7000の最小構成価格は、607万5000円(税別)。6月10日より出荷が開始される。既に同ストレージを利用しているユーザーは、同製品のウェブサイトを通じて新ソフトウェアの導入が可能だ。
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