フィードパス、クラウド型グループカレンダーを刷新--100人規模の利用に対応

柴田克己 (編集部)2011年05月17日 18時36分

 フィードパスは5月16日、クラウド型グループカレンダー「feedpath Calendar」のメジャーバージョンアップを実施した。

 feedpath Calendarは、同社が2009年6月よりベータ版を無償提供していたウェブカレンダーサービス。同年11月には、11名以上のユーザーで利用できる有償プランの提供を開始。現在、約7000グループで利用されているという。同社によれば、4月時点でのプラン別の利用割合は、有償の「プラン20」(11~20ユーザー向け)が60%、「プラン50」(21~50ユーザー向け)が27%、個別対応となる51名以上での利用が13%にのぼっているという。また、2010年末より100名規模での利用ニーズが急増しており、今回のバージョンアップでは、そうした大人数での利用に対応するための機能強化、プラン新設を行っている。

 具体的には、これまで管理者用の機能としてのみ提供していた「グループ作成」機能を、ユーザー自らが作成できる「MYグループ」機能として追加した。これにより、ユーザー単位で組織やプロジェクトにとらわれないグループを表示でき、スケジュール共有の効率化を進められるとする。

 また、複数のユーザーや設備について、選択日から1週間の空き時間を検索できる「空き時間検索」機能を追加した。これにより、複数人のスケジュール調整も従来より簡単に行えるようになっている。なお、MYグループ機能、空き時間検索機能は有料プランのみで提供される機能となる。

説明 100名規模での利用に対応した「feedpath Calendar」 ※クリックすると拡大画像が見られます

 そのほか、利用人数が増えた場合の管理者の負担を軽減するため、各種の検索機能を追加している。管理サイト側で「ユーザー」「グループ」「施設/設備」の検索が可能になったことで、多人数になった場合に探しにくかった対象をすぐに特定、変更できるという。また、ユーザー、グループ、設備/施設情報の一括インポート・エクスポートに対応し、データ移管が容易になっている。スケジュール単位でのディスカッション機能なども追加されており、従来のオンプレミスなグループウェア製品のリプレースや、クラウドカレンダーサービスのグループ利用を行いたいといったニーズの取り込みも狙う。

 大規模利用を想定したこれらの機能強化に加え、日本語の他にユーザーインターフェースの英語表示も選択可能になったほか、3キャリアの携帯電話、iPhone、iPad、Android端末など、各々のモバイルデバイスの特徴を生かしたスケジュール表示にも対応。新たにこうしたモバイルデバイスでの「個人日表示」なども可能になっている。

 今回のバージョンアップでは、新たな有償プランとして従来までの20ユーザー、50ユーザー向けのプランに加えて、新たに60、70、80、90、100ユーザー向けのプランが用意された。

 feedpath Calendarの利用価格は、10ユーザーまでは無料。11~20ユーザー向けの「プラン20」が半年あたり3万2400円。1年あたり6万円。新設された51~60ユーザー向けの「プラン60」が半年あたり7万9200円。1年あたり14万4000円。その他のプランについては、下表を参照のこと。

価格表 feedpath Calendarの価格表

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