グリーは5月9日、2011年6月期第3四半期決算を発表した。売上高は前年同期比77%増の163億7200万円、営業利益は同56%増の81億9900万円、経常利益は同51%増の79億6300万円、純利益は同54%増の46億9500万円だった。
ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「GREE」の会員数は3月末時点で2506万人に到達。年齢比率では、1人当たりの月間平均利用額が多く30代と40代以上のユーザーが48%と半数近くを占めている。
アプリケーションプラットフォーム「GREE Platform」のタイトル数は約800タイトルにのぼる。またパートナー向けに広告サービス「GREE Ad Program」を提供するなど事業拡大を進めてきた。売上高のうち、有料課金収入は139億600万円、広告収入は24億6600万円。有料課金収入のうち約2割がパートナーから得た収益だという。
4月にはスマートフォン向けソーシャルゲームプラットフォームを運営するOpenFeintを買収し、国際展開の加速を図った。今後も海外企業との提携、買収は進めていくという。グリー代表取締役社長の田中良和氏は、「現在、GREEとOpenFeintの会員数を足すと1億人。今後5億人、10億人を目指すにはまだまだ足らない」と語った。
また、買収先としてOpenFeintを選んだ理由については、「OpenFeintは我々の認識する中では、この分野で日本国外で最も成功している会社。だから組むに至った。マネジメントチームも優秀で、いいスタートを切れている」と説明した。なお同日、OpenFeintのCEO、Jason Citron氏がグリーの執行役員に就任することが発表された。
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