ソフトバンク決算、売上高が初の3兆円超--iPhoneの好調続く

藤井涼 (編集部)2011年05月09日 20時06分
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 ソフトバンクは5月9日、2011年3月期(2010年4月~2011年3月)連結決算を発表した。営業収益(売上高)は前年同期比8.7%増の3兆46億4000万円、営業利益は同35.1%増の6291億6300万円、経常利益は同52.6%増の5204億1400万円、純利益は同96.2%増の1897億1200万円となった。また、東日本大震災に伴う特別損失として144億1600万円を計上した。

 移動通信事業の売上高は、前期と比較して14.3%増の1兆9445億5100万円となった。携帯電話契約数が好調に増加したことに加え、ARPU(1契約あたりの月間平均収入)の上昇や携帯電話端末の出荷台数の増加が増収をけん引した。

説明 ソフトバンクグループ代表の孫正義氏

 ARPUは、前期から140円増加の4210円。音声ARPUは前期から160円減の1890円となったが、データARPUは前期から290円増の2310円となった。また、純増契約数はiPhoneの販売が引き続き好調なことから353万2100件となった。この結果、同期末の累計契約数は2540万8700件となり、累計契約数のシェアは、前期末から1.8ポイント上昇して21.3%となっている。

 2G携帯電話サービスの終了や、割賦販売方式で購入した携帯端末代金の支払いが完了した顧客の解約率が低下したことで、解約率は0.98%と前期から0.39ポイント低下した。

 2012年3月期~2014年3月期については、いずれも直前期に比べ増収増益を維持するものの、増益率は2011年3月期の実績を下回る見込み。これは今後2期にわたり、移動体通信事業におけるネットワークの増強と顧客の獲得にこれまで以上に注力することから、費用が増加する可能性があるためとしている。

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