「Windows Phone 7」ユーザーにとって、先週はいらいら続きの週となった。
まずは米国時間5月4日~5日、7時間~10時間にわたって「Windows Phone Marketplace」がダウンするという状態が続いた(誰の話を信じるかによって障害発生の時間帯は異なる)。この影響を受け、アプリケーションのダウンロードや購入ができないというユーザーが多数いたようだ。次は5月6日、多くのWindows Phone 7ユーザーが、端末から「Xbox Live」にアクセスできなくなったようだ。
MicrosoftはMarketplaceの障害について、説明という形ではほとんど情報を公開していない。同社の代表者によると、提供できる情報は、Windows Phoneブログに5月5日付けで掲載した以下の文章のみだという。
本日、一部のWindows Phoneユーザーが数時間にわたって、Windows Phone Marketplaceからアプリケーションをダウンロードできず、『現在、ご指定の情報を表示できません。後ほど改めてやり直してください』というエラーメッセージが表示されるという事態が発生しました。Microsoftは数時間以内に問題を特定し、修正いたしました。現在、Marketplaceサービスは正常に機能しております。
この障害により顧客や開発者コミュニティが影響を受け、不便な思いをしたことをお詫びいたします。問題は、事前のスケジュール通りにその日に行ったMicrosoftのインフラメンテナンスから生じたものです。われわれは問題の根本を突き止めており、今後はMarketplaceサービスで同じような支障が起きないように務めたいと思っております。
スケジュールに基づいて行ったメンテナンス中に発生した「問題の根本」の詳細について、Microsoftは明かしていない(Microsoftはこのメンテナンスについて、事前に顧客に知らせていなかった)。
5月6日に発生したWindows PhoneからのXbox Liveへのアクセス問題は、Marketplaceの障害とは無関係らしい。Xbox Liveサービスのステータスページでは、以下のように報告している。
Windows Phone 7携帯電話からXbox LIVEにログオンしたり、Xbox 360コンソール上からFacebook/Twitterへの接続を含むTokenサービスを使うLIVEサービスを利用しようとしたり、アバターを編集したりXbox.comの状況を表示する場合に、支障が発生しているようです。
われわれはこの問題を認識しており、解決に向けて作業しているところです。この問題により不便をおかけしたことをお詫びします。
MicrosoftのWindows Phone担当の代表者は、現時点でこれ以上の情報はないと述べた。
アップデート:東部標準時5月6日午後6時:Xbox Liveのステータスページから、Tokenサービス問題のフラグがなくなっている。
私はこのブログで、Windows Phone Secretsブログを持つPaul Thurrott氏のように詳細は追わないし、市場シェア拡大のため--少なくとも、市場シェアの減少を食い止めるため--には、Windows Phoneチームは顧客や開発者に優れたエクスペリエンスを提供しなければならないと(概して妥当な)主張を始めるつもりもない。だが、このような事態が数週間続いた場合、VerizonがついにWindows Phone 7を発表したとしても(予想では6月30日前といわれている)、Windows Phone 7の購入をためらうだろうということは記しておきたい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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