Netflixの勢いは2011年第1四半期も全く衰えを見せなかった。
それどころか、Netflixは3月31日締めの第1四半期決算(PDF)において、全世界で売上高7億1900万ドル、純利益6000万ドル(1株あたり純利益は1.11ドル)を報告している。ウェブ動画レンタルサービス最大手のNetflixの利益は、3200万ドルを記録した前年同期からほぼ倍増となった。
FactSet Researchが25人のアナリストを対象に実施した調査では、Netflixの1株あたり利益は1.07ドルと予測されていた。また、大きく注目されている加入者数について、Netflixは全世界(米国とカナダ)で2360万人、米国で2280万人に達したと発表している。2280万人というのは、Comcastが2011年に発表した加入者数と同じである。
この2280万人という数字が両社にとって意味するものを説明しよう。Comcastの加入者数は減少しているが、一方でNetflixの加入者数は増加している。Netflixは第1四半期に330万人の新規加入者を獲得した。これは前年同期の新規加入者数170万人と比べて94%の増加となる。
Netflixが米国内でこの5四半期に獲得した新規加入者数は、2010年第1四半期から順に170万人、103万人、180万人、270万人、330万人だ。
この数字が意味するのは、ハリウッドがNetflixのコンテンツ供給を断ち切って新規加入者数が鈍化するという予測が、まだ現実になっていないということだ。
コンシューマーに関しては、Netflixは熱烈な支持を得ている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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