Appleが、「iPhone」や「iPad」など一部の「iOS」搭載デバイスでひそかにユーザーの行動を追跡しているとの疑惑について、同社はまだ公式な回答を出していない。だが、同社の最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏から送られてきたとされる電子メールの内容によれば、話は全く変わる可能性もある。
MacRumorsが、同サイトの読者からの電子メールに対する、Jobs氏の返信だとして公開した内容によれば、Jobs氏は3つの重要な点を3つの簡潔な文で伝えたという。
読者:Steve様
わたしのiPhoneに隠れた位置追跡ツールを組み込む必要性がなぜあるのか説明していただけませんか。自分の正確な居場所が常に記録されていると知って、いささか困惑しています。この件に関して明快なお答えをいただけなければ、Droidに乗り換える気になるかもしれません。あちらは追跡していないですから。
Jobs:いいや、追跡しているのは向こうです。われわれは誰も追跡していません。ちまたに流れている情報は間違いです。
iPhoneより送信
この電子メールが本物かどうかや、書かれている主張についてAppleにコメントを求めだが、まだ回答は得られていない。MacRumorsの広報担当者は、情報源について守秘義務があるとして、このメールのコピーの共有を拒否している。ただし、同サイトが精査したところでは、ヘッダは本物と思われるし、Jobs氏から過去に送られてきたメールとおもな特徴が一致しているという。
この短い返信では、3つの具体的な主張がなされている。そのうちの2点は、Appleは一切の追跡を行っておらず、iOS搭載デバイスで位置情報を追跡しているとする話は真実ではないというものだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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