携帯配信事業などを手がけるフェイス・ワンダワークスは、4月18日に動画配信サービス「GIGA.TV(ギガティービー)」をスタートした。5月に発売する三菱電機の液晶テレビ「REAL ML10/LB10」シリーズでの搭載がすでに決定しており、その詳細が三菱電機の発表会で説明された。
GIGA.TVは、ストリーミング方式で動画コンテンツを提供する動画配信サービスだ。コンテンツの購入時に携帯電話での決済(現在はNTTドコモのみ)を利用できるほか、購入コンテンツを携帯電話とテレビの両方で見られることが特徴だ。
これにより、テレビで購入したコンテンツを携帯電話に持ち出し外出先で視聴し、その続きを家のテレビで見るといった視聴が可能になる。携帯電話で視聴していたコンテンツは、赤外線通信でIDを送信してテレビでの視聴が可能になるとのことだ。
コンテンツは、携帯電話用、テレビ用それぞれの解像度で提供され、テレビ用ではHD画質とSD画質の2つが用意される。現在タイトル数は400程度。うち20~30%がHD画質で提供されるとのこと。週に約30タイトルずつ増やしていく予定としている。
利用するには会員登録が必要で、月額料金が不要で見たい動画を個別で購入できる無料会員コース、月額525円、1050円の2つから選べる月額会員コースの「GIGA.レンタル」、月額1980円の月額見放題コース「GIGA.チョイス」が用意されている。課金方式は、キャリア課金のほか、クレジットカード、WebMoneyにも対応する。
フェイス・ワンダワークスの上席執行役員で開発部長を務める今本旭氏は「スマートフォンへの対応も2011年中に始める予定だ。その際は全キャリアを視野に入れて展開していく。コンテンツも動画だけでなく、音楽や電子書籍なども提供していきたい。また、今回は液晶テレビREALに採用していただいたが、今後はレコーダーやカーナビなどにも対応機器を拡大していきたい」と今後の展開を話した。
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