情報セキュリティ関連人材の育成認証モデルで提携--ラックなど3団体

 ラック、(ISC)2、CompTIA日本支局の3社は4月21日、データのセキュリティを確保する人材育成に関連したパートナーシップを締結したと発表した。データのセキュリティを確保する「情報保証(IA)・情報保全」に携わる人材のキャリアパスモデルを作成して、個人のスキルを上げることで組織力向上を目指す。

 今回のパートナーシップ締結は、ワールドワイドで必要とされている情報セキュリティに対するスキルを国内で提案、提供することを目的としている。米国防総省(DoD)がシステムや機密データのセキュリティを強固にすることを目的に、IAの人材に対しての指令書の遵守をすべての職員に義務付けていることを受けたものとなっている。

 (ISC)2は「CISSP」を筆頭とした情報セキュリティプロフェッショナル認定資格を提供する世界最大規模の非営利団体。CompTIAは、IT業界団体としてIT政策の認定や認定資格を提供している。

 ラックは情報保証に携わる人材に対し、より強固なセキュリティ環境を設計、構築、運用ができる人材の育成のため、CompTIAから提供されている「CompTIA A+」や「Network+」、「Security+」、(ISC)2から提供されているCISSPや「SSCP」などの認定資格によるキャリアパスを提案するとともに、認定資格のトレーニングを提供する。

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