YouTubeは米国時間4月19日、同サービスにアップロードされる全ビデオをWebMフォーマット化することを発表した。今回の動きについてYouTubeでは、ビデオにユーザーがアクセスするのを妨げる技術的な非互換性の問題を軽減し、オンラインビデオ市場全体を改善するためと説明している。
また、YouTubeは、既にアップロードされている全ビデオをWebM化することも発表した。同サービスには現在、6年分に相当するビデオが毎日アップロードされているため、大掛かりな作業になると認めつつも、YouTubeは、ビューの99%を構成するビデオ全体の30%について既に作業を終了していることを明らかにした。
YouTubeによると、H.264のサポートは継続するという。また、2010年に発表したHTML5ビデオプレーヤーの開発も継続するとYouTubeは述べている。
WebMは、Googleが2010年5月19日に発表したビデオフォーマットで、同社がOn2 Technologiesから手に入れたVP8技術をベースとしている。Googleは、WebMについて、オープンソースでロイヤリティフリーなビデオフォーマットであることをアピールしている。
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