これは紛れもなく、われわれが過去にも目にした状況だ。米Yahooは、四半期決算の利益でウォール街の予想をかろうじて上回ったが、それは主に、苦境に立つこのハイテク企業に対する予想がそもそもかなり低かったためだ。Yahooは米国時間4月19日、2011年第1四半期決算(3月31日締め)を発表した。売り上げは前年同期比6%減の10億6400万ドルだったが、1株あたりの利益(特別項目を除く)は19セントで前年同期の15セントから増加したほか、ウォール街のアナリストによる16セントという予想を上回った。
Yahooは、最高経営責任者(CEO)を務めるCarol Bartz氏の指揮の下、引き続き困難な事業再建を試みている。ここ数カ月間は、人気を失ったか開始当初から人気を集めることのできなかった数多くの資産を、統合したり閉鎖したりすることによって、事業の集中に努めてきた。
今回の決算発表のプレスリリースで「事業の注目点」に挙げられた項目には、同社による「デジタルニューススタンド」の試みである「Livestand」、検索結果の表示速度と品質を改善する新技術「Search Direct」、英国William王子とフィアンセKate Middletonさんの人気の高い「ロイヤルウエディング」のランディングページなどがある。プレスリリースによると、Yahooは「この王室カップルを祝うため、最高のウェブを集約する」という。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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