ブラウザだけでなくサーバ上でJavaScriptプログラムを実行する「Node.js」プロジェクトに関心を持つMozillaは、独自色を打ち出したソフトウェアで初期のマイルストーンを通過した。
Node.jsは、Googleのブラウザ「Chrome」のJavaScriptエンジンである「V8」を採用しているが、Mozillaは「SpiderNode」と呼ぶプロジェクトで「Firefox」のJavaScript技術を移植している(FirefoxのJavaScriptエンジンは「SpiderMonkey」という名称で、SpiderNodeで採用されたハイブリッド技術は「V8Monkey」と呼ばれる)。
SpiderNodeプロジェクトを率いるPaul O'Shannessey氏は米国時間4月18日のTwitterで、この初期段階ではまだクラッシュするものの、「われわれは今や、V8Monkey上でNodeを実行可能にした」と述べた。
V8はNode.jsと深く統合されているため、MozillaはSpiderMonkey上にV8インターフェースを構築するアプローチを採っている。O'Shannessey氏は、これ自体が有用なプロジェクトで、SpiderMonkeyを改善する方法に関するアイデアを生み出しているが、より大きな目標はNode.jsの別バージョンを提供することだと述べた。
「われわれはV8が素晴らしいと考えており、Nodeがこれほど広範に使用されるようになったという事実はこれを証明するものだ。だがわれわれは、ここに競争の余地があるとも考えている」と、O'Shannessey氏はSpiderNodeに関するブログ投稿で述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」