Microsoftは、iPhoneなどで撮影した複数の写真をつなぎあわせてパノラマ写真を作成するiPhoneアプリ「Photosynth」をリリースした。「iPhone 3GS」「iPhone 4」「iPad 2」そして第4世代「iPod touch」に対応している。
Photosynthは、簡単に操作できるように設計されている。まず、被写体にデバイスを向け、画面をタッチして最初の写真を撮影する。するとアプリが2枚目の写真を撮る位置にデバイスを向けるよう指示してくる。ユーザーは再び画面をタッチして次の写真を撮ることもできるし、アプリが自動的に2枚目の写真を撮るまで待つこともできる。パノラマ写真に含めたい部分の撮影が終わるまでこの操作を繰り返せばよい。
アプリには、複数の写真がずれないよう、デバイスが正しい位置に向けられているかを示す緑色のフレームボックスが表示される。写真は、上下左右はもちろん、対角線上に撮影することも可能で、一部のアングルのみの撮影から360度のフルパノラマ撮影にまで対応している。
撮影ミスや撮影をやり直したい時には、「Undo」ボタンをタッチして1枚ずつ過去の写真を削除する。作業の最後に「Finish」ボタンを押すと、Photosynthがすべての写真をまとめて1枚のパノラマ写真を作成する。
できあがった写真は、サムネール画像をタッチして確認できる。指を画面上で上下にスクロールさせてパノラマの全景が見られるほか、2本の指を使って画像を拡大させたり縮小させたりすることも可能だ。写真はPhotosynthのライブラリに保存されると共にデバイスの「Camera Roll」にも追加されるため、簡単にアクセスできる。
作品を公開したいユーザーは、Facebookでシェアしたり、Windows Live IDを使ってアクセスするMicrosoftの専用サイト「Photosynth.net」にて公開できる。また、公共の場で撮影したパノラマ写真であれば、Bing Maps上で公開することも可能だ。
当初Microsoftでは、複数の写真を1枚のパノラマ写真にまとめる機能をiPhone用のBingアプリに搭載する予定だった。しかし同社はこの機能を単独アプリとして提供することにしたようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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