YouTubeが4月23日に5周年を迎えた。YouTubeに初めて動画が投稿されたのは2005年4月23日。創業者の1人が動物園で撮影した動画だった。
それから5年、YouTubeは毎分24時間の動画が投稿され、1日10億回以上の動画再生回数を誇る巨大動画サイトとなった。現在YouTubeに投稿されている動画をすべて見るには4000年かかると言われている。
YouTubeが正式にサービスを開始したのは2005年12月だった。わずか10カ月後にはGoogleに約16億5000万ドルで買収され、さらに進化のスピードを早めた。
GoogleとYouTubeが最初に取り組んだのは、YouTube上の動画を世界中から見られるように、ローカライズすることだった。
2007年には日本にも上陸した。別の記事では2007年から2009年までに国内で投稿された動画の中から特に人気の動画を13本紹介した。現在では23カ国にローカライズ版のYouTubeがあるという。
YouTubeの活用方法も広がっていった。「滑り込むねこ。」という動画は、UQ WiMAXのCMに使われた。ロッテ「Fit's」ダンスコンテストでは、多くのユーザーがCMと同じダンスを投稿した。Barack Obama米大統領は中東諸国に向けた演説を字幕付きで投稿した。
「YouTubeは個人から国家元首まで、あらゆるユーザーと世界をつないでいる」。5周年記念記者発表会で、YouTube シニアプロダクトマネージャーの徳生裕人氏はこう話した。
YouTubeの動画サイズは初期と比較して27倍に拡大した。最初は320×240サイズだったが、いまでは1920×1080のフルHDにも対応している。
動画サービスでは、ライブ映像を手軽に配信できるUstreamがソフトバンクの出資を得るなど話題となっているが、YouTubeもライブストリーミング機能の追加は検討しているという。
徳生氏は「Ustreamに対抗するものではないが、ユーザーにニーズがあれば提供していきたい」と話した。
会見には国内外で人気のある動画作者も登場した。「オオカミとブタ。Stop motion with wolf and pig.」作者の竹内泰人氏や、「How to Make Bento(Japanese Boxed Lunch)」シリーズ作者のCooking With Dog氏が動画作成の苦労や、動画を公開して良かったことなどを語った。
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