チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズが4月6日に発表した調査によると、日本のITセキュリティ管理者にとって、自社が直面している最大のセキュリティ上の課題として「複雑なセキュリティ環境の管理」と「セキュリティポリシーの実施」を挙げていることが明らかになっている。66%以上の企業が自社のネットワークを保護するために7社以上のベンダーの製品を導入していると回答している。
最新技術の導入に伴う懸念事項に対する質問については、「セキュリティ上の不確実性」(35%)と「スタッフ・ITリソース不足」(29%)の2点に意見が集中。これらの結果から、複雑化するセキュリティ環境の管理とセキュリティポリシーの実施が日本の企業の課題であり、また、次々に発生するセキュリティ対策における優先課題や自社のポリシーに対する社員の認識不足に悩まされている実態が浮き彫りになったとしている。
調査は、同社と調査会社が各国のITセキュリティ管理者を対象に実施、「Understanding Security Complexity in 21st Century IT Environments」(英語版)としてまとめられている。
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