震災で注目の在宅勤務--企業動向と回避すべき落とし穴

 東日本大震災の影響で首都圏を中心に計画停電が実施されている。しかしながら、電力確保のめどもいまだ立たず、慢性的な電気不足が今年の夏以降も続く見通しとなっている。こうした状況を受け、冷暖房設備の使用制限や営業時間短縮の可能性もある都心部の企業で、従業員の在宅勤務について注目が集まっている。

 最近では、サイボウズが震災後、グループウェアを活用した社内の在宅勤務体制を整備したほか、東北地方の顧客に対して専用のメール窓口を設置しているという。また、アバイアは、計画停電や交通機関の運行制限などで出社できない場合の在宅勤務(テレワーク)支援策として、企業向けソフトフォンアプリケーション「Avaya one-X Communicator」を6月末まで無償提供すると発表した。

 一方で、在宅勤務には、自宅での作業ならではの欠点や通常勤務では分からない困難も存在する。実際に在宅勤務を始める前に、こうした現実的な難しい側面にも目を向けてみてはいかがだろうか。

◇導入にあたって考慮すべき落とし穴
在宅勤務のよくない点--陥りやすい10の落とし穴を紹介

◇震災後の企業動向
サイボウズ青野社長が事業戦略を語る--「震災時はネットが機能」
アバイア、企業向けソフトフォンを6月末まで無償提供--在宅勤務を支援

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